田屋のこだわり|銀座田屋

田屋のこだわり

オリジナルネクタイができ上がるまでの過程や、織りに対するこだわりなどを、ご紹介します。


■ 1:デザインから製造、販売まで
■ 2:多色・高密度な織りによる細緻な表現
■ 3:オリジナルブランド「オーバーテン」「エレット700」






デザインから販売まで

  田屋ではデザインから製造、販売まで一貫して携わり、オリジナルネクタイを作っています。
このため、自社専用工場の織機を使った独自の「織りのデザイン」による精緻な表現や、多品種・少数生産などのきめ細かな対応が可能になっています。Made in TAYAのオリジナルネクタイ。自信を持ってお勧めいたします。

デザイン

専属デザイナーが、田屋らしさに、時代の潮流をミックスさせながら、オリジナルのネクタイをデザインします。

田屋織物工房  まず、ネクタイ生地の図案を作成します。絵柄の起案から色付けまで、一つ一つ丁寧に行っていきます。
単に「絵を描く」のではなく、織ったときの風合いや立体感も考えながらの緻密な作業。多くの色糸の配置の仕方によって、生地に表情や独特の光沢が生まれます。この「表現力」もデザイナーの腕の見せどころです。
 左は図案の拡大図です。これは、一番上の目に見える層の部分だけですが、柄全体のバランスを考えながら、何層にもなった「織り」の1つ1つをデザインします。図柄というよりは、立体的な設計図。とても細かい作業です。

生地の「層」についてはこちら





織り

作成された図案を元に、山形県米沢市にある自社専用工場「田屋織物工房」で生地をつくります 。

田屋織物工房 自社専用工場
専用工場だからこそできる、少量・多品種へのきめ細かな対応。ここで日々、よりよい生地を目指し、様々な試行錯誤も行っています。(田屋織物工房の紹介はこちら。)
多色織り
通常よりも細い絹糸を使用し、高密度・多色の織りで、細緻な紋様を表現します。
その中でも10色以上の糸を使用する織地を「オーバーテン」といい、1寸(3.3cm)に700本以上の糸を打ち込んだ高密度なものを「エレット700」と呼んでいます。
織物工房の織機 織り
「しっかり」かつ「ふんわり」とした風合いを出すために、通常の織物よりもゆっくりとしたスピードで織っていきます。そのため、どうしても一日に織れる生地量は限られてしまいます。
できあがった生地 生地
デザイン図案を元に生地を織ります。イメージと違う場合は、納得がいくまで1〜数回の色直し等を経て、ネクタイの元になる生地(反物)が出来上がります。

※一部、京都でも製造しています。
※こちらの工場では、田屋オリジナルのシャツ生地も織っています。






縫製
反物となったネクタイ生地は信頼あるネクタイ加工職人に送られ、縫製が行われます。ここでネクタイとしての息が吹き込まれます。


縫製・裁断縫製・裁断生地 裁断
生地を数枚重ねて、裁断機で裁断します。一枚ずつハサミで裁つこともあります。裁断が正確でないとネクタイが歪むので、大切な工程です。勿論やり直しもききません。
縫製・縫製 縫う
裁断された生地は、熟練の職人により、一本の長い生地に手早く縫いあわされます。
縫製・芯付け縫製・芯付け後 芯付け
ネクタイに張りを持たせるため、芯となる生地を縫い付けます。主にウールなどの天然素材をを使用しています。
縫製・カンヌキ かんぬき止め
生地を裏返して(表にして)、大剣・小剣それぞれの縫い初め(縫い終わり)部分に「かんぬき止め」をします。縫い目が開かないようにするための仕上げで、ネクタイでは重要なポイントです。
縫製・でき上がり できあがり
こうして1本のネクタイが完成します。
   





検査、販売
こうして完成したネクタイは、一本一本、品質チェックをしたのち、店頭に並び、皆様のお手元に渡ります。

   
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多色・高密度な織による細緻な表現

ネクタイの生地は、一般的には1列に3層(生地の厚み方向に糸が3本使ってある状態)で、これが糸の太さの関係からきれいに織り上がる限界とされてきました。そこを通常の半分の太さの糸を使い、5層・ 6層と高めたのが、田屋独自の『高密度・多色織技法』です。(下図参照)

打ち込む糸を細くすることで、プリントを圧倒する表現力を実現。それだけに必要な時間と糸の量は、一般のネクタイの倍を要します。

糸の打ち込みは、一般の高級ネクタイで1寸(約3.03cm)あたり200本。田屋では糸に改良を加え、その密度を500〜600本にし、緻密さをグレードアップ。中には現段階で最高峰ともいえる「1寸間1000本」のものも可能としました。そのため1台の織機で織れるのは、1日10〜12本分が限度。伝統と研鑽、自社工房を持つ強みが発揮された田屋ならではの成果と言えます。端整な艶と風格。張りがあり、何より結びやすい…。

また直近では、銀座本店リニューアル記念の新しい試みとして、極細の糸を使った12層の生地を実現。織りによるより色彩豊かな表現を目指し、あくなき挑戦を続けています。


田屋のネクタイ生地一般的なネクタイ生地



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オリジナルブランド「オーバーテン」「エレット700」


◆ 多色織ネクタイ オリジナルブランド 「オーバーテン」
オーバーテン

 一般的な生地に使われる糸の色数は多くても8色程度。田屋では色による豊かな表現を追求し、10色以上の絹糸を緻密に織り込み、これまで以上に繊細な柄を表現するオリジナル・ブランド「オーバーテン(OVERTEN)」を生みだしました。量産の難しい、複雑な工程から生み出される「オーバーテン」は、国内・海外でも例を見ません。織ネクタイの最高峰とも言える、田屋ならではの逸品です。



◆ 高密度織ネクタイ オリジナルブランド「エレット700」
エレット700

 高密度な織りの中でも、1寸(3.03cm)間に700本以上という驚異的な極細糸を打ち込んだワンランク上の品に冠するのが「エレット700」のロゴ。密度の高い構造をもった織生地は、その弾力性としなやかさを増し、ネクタイに心地よい結びやすさを生みだします。また、裏生地にも、ネクタイと同じ生地を使う「共裏(ともうら)」を採用した、贅沢な仕上がりです。


『オーバーテン』 『エレット700』、どちらもオリジナルネクタイを究める田屋のこだわりの結晶です。