靴用語集 - カスタムメイドシューズ「謹製誂靴」

靴用語集
靴はたくさんのパーツからできています。また歴史も長く、その中で培われたさまざまな形や製法があります。その名称やルーツをほんの少し知ることで、さらに愛着がわくかもしれません。

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ア行
アイレット シュー・レース(靴紐)を通す穴に取り付けられている金属・プラスチック製の飾りのこと。鳩目ともいう。単に靴紐を通す穴を指すこともある。鳩目は少ないほどドレッシーとされる。
アッパー 靴の甲部分の呼び名。
アウトサイド・クオーター ヒール部を補強する革のこと。靴のデザインも兼ねている。真一文字盛り上がった補強になっているものをスキー・モックという。
アウト・ソール 靴の外側のソール。すなわち地面に接する靴底部分でレザー、ラバーのものがある。本底、表底ともいう。
イン・ソール 靴の内側のソール。すなわち中敷き。
ウィングチップ W型のつま先飾りがあるものその形からこう呼ばれる。(英国では内羽根式のものをフル・ブローグと呼び、外羽根式のものはダービー・フルブローグと呼ぶ)16世紀から17世紀、アイルランドやスコットランドの高地で 履かれていた編み上げ靴に由来する。 ウィングは単なる飾りではなく、通気性や水切りをよくするといった目的があり、ギザギザのカットのことをブローギングという。
ウェルト ウェルト製法で、アッパーとアウト・ソールを縫いあわせる時に使う中間の部品。
オックスフォード 甲をシュー・レース(靴紐)で編み上げるいわゆるひも靴で、くるぶしより下の短靴の総称。
オーバレイ・プラッグ・シューズ Uチップの総称
オーナメント 皮底の飾りのこと
オペラ・パンプス パーティの際、タキシードとあわせて着用するリボン付きの特別なエナメル素材のスリッポン
カ行 UP↑)
グットイヤー・ウェルト製法 19世紀にC.グットイヤーJr らが開発した製法。アッパーはウェルトを介してアウトソールに縫い付けられている物。ノルベケーゼ製法の発展型で、アッパーよりコバが張り出している。マッケイ製法より耐水性にとみ長時間履いても疲れにくいが、若干重い。
コバ 靴底の縁のこと。製法によってはこの部分でアッパーとソールを縫いあわせている。
コンタード・インソール 足の裏の凹凸に合わせて作られたイン・ソール。
サ行 UP↑)
シュー・キーパー
(シュー・ツリー)
プラスチック製と木製のものがある。靴の湿気を取り、型崩れを防ぐ事が目的なので木製のものがおすすめ。使用している木の種類によって防虫・防菌効果があるものもある。
※シューツリー選びは非常に大切でサイズを間違ってしまうと靴を伸ばしてしまうことがあるので注意が必要。
シュー・ホーン いわゆる靴べらのこと。
シュー・レース 靴紐のことで、シュー・ストリングとも言う。
シャンク 土踏まず部分のこと。靴が体重で歪まないように中底に挿入されるスチールのことを指すこともある。このスチールは歩行時の足の返しをよくする役目も果たす。
ストーム・ウェルト L字に折り曲げられて付けられるウェルト。
ストラップ 靴の外側の側面部分のこと。
ストレート・チップ 1920年代に広まったバルモラルの一文字飾りの靴で、 メダリオンが無く黒色のものが最もフォーマルとされる。最近では、ブルーチャーのものも多く、よりカジュアルに履くこともできる。
英国ではストレート・トゥ・キャップと呼ばれる。
ストレート・トゥ・キャップ ストレート・チップの英国での呼び方。
スリッポン 紐や金属止めのない、足を滑らせて着脱するタイプの靴。正式には「Slip-On」。ローファーなどがこれにあたる。
セミブロークス ウィングチップではないが、ブローギングが施されているタイプの靴。
ソール 靴底部分全体(イン・ソール、アウト・ソール、ミッド・ソール)の総称。多くは靴底(アウト・ソール)のことを指す。
タ行 UP↑)
タッセル バンプ部分についた飾りのこと。
ダービー ブルーチャーの英名。
ダブル・ソール ソールの底材を2枚使用した厚みのあるソール。
トゥ 靴のつま先部分のこと。形状によりラウンド・トゥ、チゼル・トゥ、スクゥエア・トゥ、足の形に沿って斜めにカットされたオブリック(Oblique)・トゥなどがある。
トップ・ライン 靴の履き口のこと。
トップ・リフト 靴の踵の地面に接する底面のことで、全てが皮でできたフルレザー・トップ、切れ込みが入ったキイドヒール、全体ラバーのフルトップ・ラバーなどがある。
ナ行 UP↑)
ノーウィージャン・オックスフォード Uチップの総称
ノーウィージャン
(ノルウィージャン製法)
雪道歩行目的で生まれた製法で 防寒用の厚いアウトソールを縫い付けるため太い糸が使用される。無骨な外観となるが耐水性に富む。手間のかかる製法。
ノーウィージャン・フィッシャーマンズ・シューズ ローファーの別称。
乗せ甲 靴型(ラスト)に張る1mmの皮。ピンポイントでサイズ合わせができる。
ノルベゲーゼ
(ノルベジェーゼ製法)
ノーウィージャン製法のブーツを見たステファノ・ブランキーニがこれをドレスシューズに応用し開発された製法
ハ行 UP↑)
バーガンディ 靴によく使われるブドウ色のことで、メーカによって赤茶やこげ茶のような色のものもある。
バックシール アッパーの踵部分の縫い目。
羽根革 紐靴を通す部分の羽根状の革のこと。
バルモラル 靴紐を通す羽が縫いつけられておりV字に開いているのが特徴の靴で、内羽根式ともいう。英国ビクトリア女王夫君アルバート公が1853年に考案したとされている。
パンチド・キャップ・トゥ 土踏まず部分のこと。靴が体重で歪まないよう中底があるタイプの靴。
バンプ アッパーの前部のことをいう。俗に「バンプが長めの靴」などの表現に使う。飾りのないスリッポンをこう呼ぶこともある。
ビーフロール ローファーのストラップの端をロール上に盛り上げて取り付けたもの。
ヒール 靴の踵部分のこと。
ヒール・カーブの穴 製靴の課程で木型を仮止めした際できる踵上部に開いている穴のこと。靴の不具合ではない。
ビスポーク いわゆるオーダーメイドのこと。ス・ミズーラともいう。
ヒドゥン・チャネル 製靴の仕上げ課程で縫い糸が表面に出ないようにする。
ピンキング ローファーのベロにあるギザギザの飾り。
ブーツ・ジャック ウエスタン・ブーツ等のロング・ブーツを脱ぐ時に使用する道具。
ブルーチャ/ブラッチャー 靴紐を通す羽根が外側に出ているのが特徴の靴で、外羽根式ともいう。1810年米国ブリュッヘル将軍が羽を広げやすく脱着が簡単なため群靴として考案。英国ではダービーと呼ばれる。
フル・ブローグス ウィング・チップの総称。
ブル・ストラップ ロング・ブーツの履き口のサイドもしくは後部についた指を引っかける部分のことで、ブーツの脱着に利用する。プルタブとも呼ばれる。
ブローギング ウィング・チップのウィングにあるギザギザのカットのこと。
ベロ 踵の甲部、アイレットの下にある舌上の泥よけのこと。舌革、タンともいう。
ベンチメイド 一人の職人が製靴の最初から最後までの工程を受け持つこと。
マ行 UP↑)
マッケイ製法 アッパーの端が内側に折り込まれ直接アウトソールに縫い付けられている。グッドイヤー製法よりはコバの部分がスマートでかつ 軽量で反りは良いが、耐水性、耐久性では劣る。イタリアの靴に多く見られる製法。
ミュール 踵のストラップがない女性用のサンダルのこと。
メダリオン 靴の先端や周りにある「打ち抜き飾り」のことでウィング・チップにはかかせない。
モカシン もともとはインディアンが履いていた靴で足の舌に弾いた革を足を包むように持ち上げ、上側からもう一枚革を当ててはぎ合わせたもの。現在ではU字のはぎ合わせのある靴の総称として使われる。
ヤ行 UP↑
Uチップ 1936年に登場もともとはゴルフの際に履かれていたもの。日本ではU字型の靴であることからUチップと呼ばれている。
ラ行 UP↑)
ライニング 靴内側の裏張りのこと。内側全体を革で裏張りしたものをフルライイングという。一方、素材感を活かし裏張りをしない一枚革の靴もある。
ラスト 靴型(木型)のことで、靴全体の形状を指すこともある。
レースステイ オックスフォードなどにある紐通し用の羽根革。
ワ行 UP↑)
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